青森の三大祭り
青森ねぶた祭り
開催日:8月1日~8月7日
いわずと知れた「東北三大祭り」のひとつ。夜空を彩る巨大な灯篭絵巻は、現実を忘れさせるほどの迫力です。祭りの美しさ、荒々しさ、風情、そのすべてが凝縮された火祭りは必見です。
八戸三社大祭
開催日:8月1日~8月3日(7月31日前夜祭)
ねぶたが”勇壮”な夜の祭りならば、三社大祭は”優雅”な昼の祭り。豪華な飾りと精密な人形が仕掛けで広がる時、見るものを圧倒します。太鼓と笛の音色がいつまでも心に残ります。
弘前ねぷた祭り
開催日:8月1日~8月7日
光を放つ艶やかな扇が連なる様は、まるで巨大な灯篭流し。青森ねぶたとは違った、もの悲しい情緒を感じさせます。城下町弘前の歴史が生んだ、美しい火祭りです。
その他の夏祭り
- 五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り
- 十和田湖湖水祭り
- 黒石よされ
8月4日~8月8日
7月19日~7月20日
8月15日~8月16日
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山車の大きさ比較(平均値)
祭り | 高さ | 詳細 |
---|---|---|
青森・ねぶた |
高さ 約5m/幅 約9m | 高さはそれほど高くもなく、横に広く安定感があります。 |
八戸・三社大祭 |
高さ 約8m/幅 約??m | 全国でも珍しい可動式の山車で、広がると10mにもなる山車もあります。 |
弘前・ねぷた |
高さ 約6m/幅 約5.5m | 最近では高さ10mもの巨大ねぷたも登場します。 |
青森の夏祭り
青森と言えば「祭り」。本格的な夏とよべる日が、数えるほどしかない青森では、その一瞬にすべてを奉げるかのように、祭りを盛り上げます。
深い雪と暗くしずんだ雲に囲まれた、長い冬を乗り越え、待ち焦がれた夏がやってきます。太陽と緑の美しさを一番よく知るのが、青森県民ではないでしょうか。
その想いを、先人たちの技術を受け継いだ製作者たちが形にし、ハネトや引き子が盛り立て、壮大な祭りが続いていきます。そして、見るものを魅了するのです。
夏祭りが終わるとすぐ、秋の冷たい風が静かに吹き寄せてきます。
青森の祭りの歴史
青森のねぶたの起源は、弘前のねぷたにあります。昔は両祭りの呼び名も、「ねぶた」「ねぷた」「七夕祭り」などと決まってはいなかったようです。さらにその弘前ねぷたの起源をたどると、諸説ありますが、農民行事の「眠り流し」から発生した説が有力なようです。
睡魔を払うために、人形を模った灯篭を流す「眠り流し」。津軽の方言で、眠たいということを「ねぶたい」「ねんぷたい」などと言うことからも、その起源がうかがい知れます。
一方、八戸の三社大祭の起源は、豊作祈願の神輿行列を神社から神社へ送ったのが始まりです。そのため八戸の神社三社(神明宮、おがみ神社、新羅神社)の神輿と神楽、武者行列、虎舞いなどが古式にのっとって、祭りを先導します。
三社大祭に漂う、どことなく凛とした空気は、ねぶたとはまた違った風情を感じさせます。
おすすめの祭りめぐりコース
3つの祭りを素早くめぐりたい方へのおすすめルートがあります。電車での移動でしたら、普通に八戸⇒青森⇒弘前で良いのですが、車なら八戸⇒弘前⇒青森の順がおすすめです。
高速道路を利用して迷わずに回れるからです。八戸から青森までの高速道路はまだつながっておらず、青森の道路を知らない方でしたらかなり時間がかかってしまいます。